« 西谷さんが帰国しました | トップページ | 立川反戦ビラ訴訟 東京高裁が逆転有罪の不当判決 »

2005年12月 9日 (金)

朝鮮高級学校生の市大推薦入試出願拒否問題についての報告学習会 報告

夢現です。

12月8日(木)にhttp://aanduosaka.wablog.com/44.htmlの記事で書いた、大阪市大による朝鮮高級学校生の推薦入試出願拒否問題についての報告学習会について、知り合いから報告をもらいましたので掲載します。
A&U大阪のメンバーは全ての差別をなくし戦争をなくす立場として、今後もこの問題に取り組んでいきたいと考えています。
今、民族差別、ジェンダー・性差別が巻き返しのように政府や権力者、メディアからつくりだされています。
個人の差別意識をなくすのももちろん重要ですが、このように社会でつくりだされている差別システムを徹底的に弾劾していくことが私たち末端の民衆に求められています。

全ての差別と戦争をゆるさない!!


↓以下知り合いからもらった報告文↓

集会では入試を拒否された受験生のオモニが、子どもに差別に諦める姿を見せてはならないと立ち上がった訴えが強く胸を打ちました。大阪市大が全国で2番目に一般入試で朝鮮人学生を受け入れてきたのになぜ推薦入試は拒否なのか建前だけ人権と共生をうたってきたことがはっきりしました。
会場から朝鮮学校卒業生大学入試受験資格は恩恵ではなく権利である。
と声があがりましたが、この問題はまさに私達日本人の問題です。
以下に集会の報告と弁護士会声明を転送しました。ぜひこれからもご支援お願いします。

---
ご存知の方もいるとは思いますが、昨日(12月9日)付けの朝日新聞に掲載されたように、市大の受験資格問題に関する大阪弁護士会(益田哲生会長)の会長声明が出されました。(以下に転載)

12月7日にはアピオ大阪で在日本朝鮮人民族教育大阪府対策委員会主催による
報告学集会が開催されました。
朝鮮学校関係者やオモニ連絡会だけでなく、大阪市職員や大阪市教職員組合の人
も参加され、日本社会に広く問い掛けていくべき問題であることが確認されました。
他、謝罪と救済措置(推薦入試の追試)を求めていきたいという発言がありました。

また、同日には、部落解放・人権研究所反差別部会長名で学長あてに公開質問状
が配達証明で郵送されました。

市大学内では、13日に四者協と呼ばれる学生サークルの協議体が主催となって、経済学部の朴一教授を講師に迎えて集会が開催される予定です。

*******************************
外国人学校の卒業生に対する受験資格の差別的取扱に反対する会長声明

 本年(2005年)秋、大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市所在)の女子生徒
(18歳)が同高級学校の推薦を受けて、大阪市立大学医学部看護学科に公募推
薦入試の出願をしたところ、同大学は、同高級学校は学校教育法に定められた
「高等学校」に該当しないとの理由で出願を不受理とし、当該生徒の受験を拒否
した。

 しかし、現在、文部科学省が2003年9月に発した通知を受けて、国立大学
はもとより、ほとんどの公立・私立大学において、朝鮮高級学校の卒業生(卒業
見込者を含む)に対して受験資格が認められている。それは、朝鮮高級学校が、
形式上学校教育法にいう「高等学校」に該当していなくとも、教育内容において
実質的に「高等学校」と異なるところはないことが広く認められている結果であ
る。現に、大阪市立大学においても、「一般入試」の出願資格については、従前
から、「高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者」との補
充規定を置き、朝鮮高級学校の卒業生は同規定に該当する者であるとして、受験
を認めてきた。

 ところが、大阪市立大学は、今般、「推薦入試」の出願資格について同様の補
充規定が置かれていなかったことから、今回の不受理の措置をとったものである
ところ、「一般入試」と「推薦入試」とにおいて出願資格を異にすべき合理的理
由は見出しがたい。大阪市立大学において、「一般入試」において置かれている
上記補充規定が「推薦入試」に置かれていない理由は不明であるが、たとえ「推
薦入試」において、「一般入試」におけるような補充規定が欠けていたとして
も、朝鮮高級学校の卒業生の受験資格に関するこれまでの経緯と現況に鑑みれ
ば、「推薦入試」の出願資格における「高等学校」を、厳密に学校教育法上のそ
れに限定することなく、朝鮮高級学校を含むとする処理も可能であった。

 大阪市立大学が、補充規定の不存在という形式的理由をもって、当該生徒に対
する受験を拒否したことは、何ら合理性のない差別取扱いであり、且つ同人の教
育を受ける権利および人格権を著しく侵害するものであって、重大な人権侵害で
あるといわざるを得ない。

 また、国連自由権規約委員会、社会権規約委員会、人種差別撤廃条約委員会な
ども、日本政府に対し、朝鮮学校に対する差別的な対応の是正を勧告している。
大阪市立大学の今回の受験拒否は、このような国際的な批判に対しても逆行する
ものである。

 もとより、この問題は、単に、大阪市立大学だけの問題ではない。本会は、大
阪市立大学がその推薦入試において朝鮮高級学校の卒業生に出願資格を認めな
かったことに対し強く抗議し、かかる不合理な取扱いを直ちに是正することを求
めるとともに、国立、公立、私立を問わず、受験資格の是正を怠っている全ての
大学が、朝鮮学校を含め、「高等学校」と同程度の教育実態を有すると判断され
る外国人学校の卒業生に対する受験資格に関する差別的取扱を是正することを強
く求めるものである。
2005(平成17)年12月8日

大 阪 弁 護 士 会
会 長 益田 哲生

|

« 西谷さんが帰国しました | トップページ | 立川反戦ビラ訴訟 東京高裁が逆転有罪の不当判決 »

差別との闘い」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 朝鮮高級学校生の市大推薦入試出願拒否問題についての報告学習会 報告:

« 西谷さんが帰国しました | トップページ | 立川反戦ビラ訴訟 東京高裁が逆転有罪の不当判決 »