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2005年12月10日 (土)

大阪市立大学の入試差別事件について

総務です。
韓国から帰って来ました。韓国で見てきたことも色々書き込みしようと思いますが、その前にお知らせしたいことがあるので先に書きます。あまり行ってないですが一応私が籍を置く大阪市立大学の推薦入試で今年、大阪朝鮮高級学校の3年生が看護学科に出願したところ、大学側が受理を拒否するということが起こりました。大学は出願を認めない理由として「出願資格に挙げられている『大阪市内の高校』というのは日本の高校のことであり、民族学校、外国人学校はその範囲ではない。」と言っています。しかし、入試における出願資格に関しては地域や大学が扱う分野で制限をかけることはあっても「国籍」がその対象になるということは法律上のどこにも規定されていません。文部科学省ですら「外国人を推薦入試から除外することには法的、制度的根拠は何も無い。もし、そうしたことがあるなら大学側がその意図を説明する必要はある」と述べています。別に法的に決められていたら外国人を除外していいということには決してなりませんが、少なくとも、大阪市立大学の対応に関して裁量はあくまでも大学にあり、「制度として決まっているからしょうがない」などという逃
げ口上が成り立つことはないということはハッキリしているわけです。その上で大阪市立大学は自らの裁量でこの朝鮮高校生を入試から排除しました。そのことがあまりにもあからさまな差別だということで、姑息にも来年からは受験を認めるということを在日の学生のサークルなどの批判をかわす形で発表しました。さらに学内ではその線で当該の生徒とも折り合いがついているなどということが流され、問題が決着したかのように言われています。この問題は今回当該の生徒が告発してくれたことによって明らかになりましたがそれ以前からずっと続いてきたことであり、告発が無ければ恐らく来年も繰り返し排除が続いていたことと思われます。大阪市立大学のそういう差別的あり方を指弾し、現状を変える突破口を切り開いた高校生に対して行った排除という行為の中に大学の現状が明らかにされています。この生徒が排除された事実が残ったままの大学に来年から朝鮮高校の後輩達は受験を『認められる』なんてことが許されるのか。当該の生徒は今沈黙を強制されているか、大学への失望から別の進路を選択したか、怒りのあまりこの大学との関わりを拒否するとしたか、真実は
今はまだわかりませんが、どのようなことで合ったとしても今の大学のあり方は免罪されないということだけはハッキリしています。そして、このままなら私自身も朝鮮高校生にとって唾棄すべき現状の大学に籍をおく学生であるということを認めることはできません。という訳で以下の企画を紹介します。朝鮮高校生を始めとしたすべての在日、滞日外国人が納得して入れて、「自分の大学」と思える大学に変える為の企画を学生のサークル自治団体である四者連絡協議会がおこないます。日時は12月13日午後4時30分から。場所は大阪市立大学杉本キャンパス(JR阪和線杉本町駅から徒歩5分)の旧教養キャンパス8号館の811教室にて。内容は講演企画として経済学研究科教授の朴一(パクイル)さんの講演と質疑応答です。学外の人も歓迎なのでお時間ある方は是非参加してください。

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